女性医師のみなさまへ
FOR WOMEN DOC
消化器内科の現状
専門性とチーム力が求められる
ダイナミックなフィールド
消化器内科は、食道・胃・腸・肝臓・胆道・膵臓といった幅広い臓器を対象に、高度な診断や治療を行う診療科です。内視鏡検査や治療などの専門性が高く、技術の習得には多くの時間と経験が求められます。
さらに、救急対応や入院管理、検査・処置のサポートなど、日々の業務には高い集中力と持続的な体力が必要とされ、“マンパワー勝負”の側面も強いのが現実です。
その一方で、近年は多様な人材によるチーム医療の重要性が高まり、熟練医だけでなく、若手医師、そしてライフスタイルに合わせた働き方を望む医師の存在が不可欠になってきました。
特に、女性医師の活躍の場は年々広がっており、専門性と柔軟性の両立が可能な診療科として注目されています。
女性医師が抱える課題
能力はあっても、続けることが難しい現実
女性医師は、専門性やスキルの面で非常に優秀な方が多く、現場での期待も大きくなっています。しかしながら、その道を「無理なく、長く続けていく」には、まだまだ課題が山積しています。
たとえば、長時間の検査・治療や緊急対応など肉体的・生理的な負担を受けやすい場面が多く、また結婚・出産・育児・介護といったライフイベントが重なる時期には、仕事との両立に悩むことも少なくありません。
復職後のブランクや、勤務時間の制限によって技術習得の機会が減少し、「力を発揮したくてもできない」状況に陥ることもあります。
研究活動や学会発表などにも手が回らず、キャリアの継続に不安を感じる女性医師も少なくないのが実情です。
それでも「医師としての役割を果たしたい」「専門性を磨き続けたい」という思いは変わらない。そうした声に応えるため、そして安心して働き続けられる環境を実現するために、私たちは変わり始めています。
今と昔でどう変わった?
大分大学医学部消化器内科学講座のリアル働き方について
昔
長時間労働が常態化
制度は形だけの存在
- 所定の勤務時間はあっても、実質は連日の深夜残業
- 出産・育児制度は存在していたものの、周知や実効性に乏しく、実際に活用されることは稀
- 職場の空気も「制度を使う=特別扱い」と捉えられがちで、気軽には使えない雰囲気
今
制度が“使える”文化へと変化、
メリハリある勤務に
- 働き方改革により、時間外労働の抑制が徹底され、「時間になったら帰る」が当たり前に
- 短時間勤務・代替休暇取得などが実質的に機能し、制度と現場の運用がリンク
- ライフスタイルに配慮した働き方が選べるようになり、柔軟な勤務形態が浸透
キャリアの継続について
昔
ロールモデル不在。
結婚・出産=第一線を退く選択肢に
- 出産や育児をきっかけにキャリアを諦める女性医師が多数
- 現場に復帰するための仕組みや研修制度も整っておらず、離職後の復職が高いハードルに
- 自らの意思より、周囲の目や“母親としての役割”に押される風潮が強かった
今
多様なキャリアが可視化され、
選択肢がひろがる
- 子育てと診療・研究の両立を実現している先輩医師が増え、目指せるロールモデルが身近に
- 復職支援や技術の再習得の仕組みも整備され、不安なく戻れる環境に
- それぞれの人生ステージに合わせたキャリアデザインが可能に
手技・スキル習得について
昔
責任の重さが壁に。
手技の習得機会に制限あり
- 高度な内視鏡手技や侵襲的処置は「責任を取れなければ任せられない」という文化が主流
- 長時間拘束が前提となるため、子育て中の医師には挑戦の機会が少なかった
- スキルの継続的な習得が難しく、専門性の維持が困難に
今
チームで支え合いながら、
技術を“続けて身につける”
- 医療はチームの意識のもと、手技の一部を担いつつ無理なく習得できる仕組みがある
- 自分のペースで診療や学会活動を続けながらスキルアップが可能
- 時間的制約があっても、「止めない」「少しずつでも続ける」ための柔軟な運用が浸透
人間関係・医局の雰囲気について
昔
孤独な戦い、
女性医師同士のつながりは希薄
- 同世代・同状況の女性医師が少なく、相談や共有の場がなかった
- 出産・育児をしながら働くことへの理解も限られ、孤立感が強かった
今
支え合える仲間がいる。
女性医師のネットワークが活発に
- 講座全体で女性医師の人数が増加し、育児中の医師も多数在籍
- 上下の垣根がない「女子会」や情報共有の場もあり、精神的な支えに
- それぞれのライフステージを尊重し合える、温かな文化が根づいている
変わったのは制度だけじゃない。
雰囲気も、仲間も、支え方も
大分大学医学部消化器内科学講座では、働き方や制度の整備だけでなく「誰かと一緒に続けていける」という安心感が育まれる環境へと進化を遂げました。
これにより、女性医師が無理なく、諦めることなく自分らしいキャリアを築ける“選択肢”と“土壌”が充実したことはもちろん、男性医師も家庭や個人の時間を大切にしながら専門性を深められるようになりました。性別に関わらず、互いに支え合い、誰もが自分らしく輝ける、そんな医局がここにあります。
数字で見る消化器内科の女性医師
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研修プログラムの応募・見学のご案内
当科では随時、見学を受け付けています。また、定期的に研修説明会も開催していますので、興味のある方はぜひご参加ください。詳細については下記フォームまでお問い合わせください。